メタボ対策であろうとダイエットであろうと、痩せるためにただ食べない、つまり食事制限のみで体重を減らそうと言うのはすでに過去のやり方であることはよく言われるとおりです。
一日の基礎代謝量に届かないわずかな食事を続ければ、体重はいずれ落ちてゆきます。
たとえば、人が1kgの体重を減らすために消費しなければならないエネルギーは7000kcalと言われていますから、ただ寝ていても必要な一日のエネルギーが1200kcalの人が、500kcal分の食事しか摂取しなければ、大雑把にいえば10日以内に体重は1kg減ることになります。
しかしこの、「食べないダイエット」には多くの問題がついて回ります。
まず500kcalに相当する食事量は、せいぜいおにぎり2、3個程度です。この量の食事を続ければ体力は落ち、精神的なストレスも相当なものになります。
まず例外なくある時点で通常の食事を再開することになりますが、その際、多くの人が減食時の反動でつい食べ過ぎてしまい、リバウンドをおこします。
無理な食事制限で多少痩せたとしても、リバウンドが起こってしまえばすべて台無しです。
そしてさらに悪いことに、リバウンドしてしまった自分自身に対する嫌悪感を食事で紛らわそうとしてしまうと言う悪循環がしばしば見られることもあります。
もともと無茶で無計画なダイエットに失敗して、自分を責めながらさらに太る、というのはあまりにも理不尽な話であるばかりでなく、拒食症や過食症といった恐ろしい摂食障害を誘発するきっかけともなり得るのです。
無茶な食事制限のために筋肉量の落ちた身体は、ダイエット前よりさらに脂肪を燃やしにくい、太りやすい状態になっています。
ダイエットは繰り返すたびに体重が落ちにくくなるというのはこのせいです。
これらの悪循環を絶つためには、食事制限よりも運動に重点を置いたダイエットを行うよりほかありません。
運動により筋肉量を増やし、基礎代謝を上げれば上げるほど、太りにくい身体を作ることができます。
またもちろん、見た目もただ食事制限をして体重を落とした身体よりずっと見栄えのするプロポーションを得ることもできるはずです。