メタボ診断の義務化の背景や、調べられる項目については前述の通りですが、保健指導の対象となった場合についてさらに詳しく見てみましょう。
健診の結果、リスクの重さによって、3つのグループに分けられた指導対象者はそれぞれ次のような指導を受けます。
まず、それほどリスクを背負っていない人であれば、メタボリックシンドロームについての基本的な情報とアドバイスのみとなります。
これは情報提供レベルと呼ばれる段階です。
もう少しメタボの危険性がある人の場合は、動機付け支援と呼ばれるレベルになり、最低20分の医師や保健士からの個別の面接と指導か、もしくは8人以下のグループ面接を80分以上受けることになります。
ここでは運動量やダイエットについて、一人一人が目標を設定しなければなりません。
さらに最終的なレベルに達してしまった人は、動機付け支援のレベルの人は一度限りのプログラムを3ヶ月以上続けて行う義務を課せられることになります。
つまり、不健康な生活習慣や身体を国の積極的な後押しで改善せざるを得なくなる、ということですね。
これまでメタボリックシンドロームについて、多少の不安を感じながらも「まあそのうち…」と先延ばしにしていた人にはとてもよいきっかけとなることでしょう。
メタボ健診後の面接や支援に時間を取られるのを懸念する人は、今のうちに自分でできるだけ生活習慣を改善してみるのも良いかもしれません。
メタボリックシンドロームについての認識が甘いと、めんどくさいなあ、と思うこともあるようですが、先々おそってくる可能性のある生活習慣病の数々を思えば、早いうちの意識改革の重要性ははっきりするのではないでしょうか。
メタボ対策は、生活習慣の改善です。つまりは「自分の身体は自分で守る」という意識を個人個人で持つことからはじまる、健康への第一歩です。
たばこをやめたり、食べるものを少し控えたり、運動の時間を確保することで、健康な身体を保ちつづけることができる可能性がぐっと高くなるわけですから、毎日少しずつ努力をしてゆきたいものですね。