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メタボと喫煙の関係

メタボリックシンドロームの危険性を指摘された場合、まず100%、喫煙者は禁煙を言い渡されます。

たばこの害はすでに良く知られていますが、メタボリックシンドロームに対するたばこの害とはどのようなものなのでしょうか。

一般的にたばこを吸うと痩せるというイメージがありますが、これは事実、一箱分のたばこを吸えばごはん一杯分程度のカロリーが消費され、熱生産が活発化してエネルギーを消費しやすくなるという面はあるようです。

また、たばこをやめると味覚が敏感になり、食事がおいしく感じるようになったり、口寂しさを紛らわすために間食をしてしまうなど、太る原因を作りやすくなるのでは、という話もあります。

では、脂肪を減らすことが大切なメタボ対策で、禁煙を促されるのはなぜかといえば、最近の研究結果で、メタボリックシンドロームと診断された人のうちに、喫煙者が多かったと判明したのがその一因です。

たばこをやめて太った、と言う場合は主に皮下脂肪による肥満であり、メタボリックシンドロームと診断された人でも、禁煙すると内臓脂肪の割合は減ったと言います。

この理由は、脂肪細胞が出すアディポネクチンという分泌蛋白の合成を、たばこが阻害するからだという結果が出ています。

アディポネクチンは肝臓の機能を高めることで動脈硬化を防いだり、インスリン感受性を高めたり、脂肪燃焼を促進させるなど、身体に多くの利益をもたらすいわゆる善玉物質です。

喫煙を続けることで、この善玉物質が充分合成されなくなることこそが、メタボリックシンドロームの大きな原因の一つではないかとも言われています。

アディポネクチンが充分働けば脂肪の肥大化も防いでくれますが、内臓脂肪が増えるとアディポネクチンそのものが減ってしまい、さらなる脂肪肥大への悪循環がはじまってしまう、と言うわけです。

また、妊婦が喫煙を行うと、胎児のニコチン分解物質であるコニチンの価が増え、将来メタボに悩まされる可能性が高くなるという研究結果も発表されています。

禁煙は難しい場合も多いかも知れませんが、少しずつでもやめる方向に進めていきたいものですね。